4月の30日から5月の3日にかけて、屋久島旅行へ行ってきました。
4度目の屋久島旅行。
今回は、ヤクスギランド→太忠岳、白谷雲水峡の登山。
島を外周しながらの各地スポット巡り。
一日フリーの時間を作り、現地のオススメスポットを巡る。
という具合です。
どのガイドブックも「屋久島といえば縄文杉」というような特集ばかりですが『屋久島の本領はそこではない』というのが私の意見でして、これは現地に住む方や、常連さんに聞いても同意見の人は多いです。
縄文杉コースは、コースの大半がトロッコのレールの上を延々歩くので道中の楽しみが少ないことと、シーズン時の登山客が多すぎて気疲れするのです。。汗
今回は、近い将来、屋久島旅行を考えている方に向けて、縄文杉以外の魅力をお伝えできればいいかなと思いブログをカキカキしてみようと思います。
さてさて、前置きはこの辺にしておき、初日から。
この日、島に着いたのが14時ぐらいだったので、レンタカーで島のスポットめぐりをしました。
猿川ガジュマル
千尋の滝
トローキの滝
大川の滝
その後、西部林道を通って島を一周後、宿へ。翌日の登山に備える。
ちなみに、お店は都市と違いすぐに閉まるので、必要なものは早めに買っておくことをオススメします。
翌日。ヤクスギランド→太忠岳の登山。
ヤクスギランドは実は今回が初めて。
連れの友人が、最新のリコーのGRを持ってきていた。
私のGRD3と比べるとちょっとデザインがアレなのと、ちょっと大きいのと、シャッター音の安っぽさが個人的には残念だったが、描写力は素人目にも進化しているように感じた。
コースには「○○杉」などと書かれた立札がたくさんあります。
私は、そんな押し付けられた楽しみ方をしたくないので、名も無き杉やコケ、植物などをみてました。
あまのじゃくなのです。
そんなこんなで、天柱岩到着~
正直、今までヤクスギランドは、名前からくる印象で「見世物的なところなんだろうな」と思って後回しにしていたのですが、実際に登ってみると「どうしてこんな素敵なところを敬遠していたのだろう」と思うほど、面白い・楽しい・すばらしい登山コースでした。
一応、参考までにコースタイムを書いておきます。
登山口 07:58
荒川橋 08:23
蛇紋杉 09:15
太忠岳 11:45
沢津橋15:20
出口16:00
ゆっくり楽しみながら登山しましたので平均時間を大幅に下回っております。
その後、車で紀元杉を見に行って、宿へ。
翌日。白谷雲水峡の登山。
白谷雲水峡は個人的に大好きで、屋久島へ来る度、登ります。
縄文杉コースに次ぐ人気ですが、こちらは縄文杉コースに比べると登山客は煩わしいほど多くはありません。何より最初から最後まで見どころがたくさんあって楽しいのです。
前回来た時よりも、立札が増えていることが個人的に残念だった。どうしてそんなに名前を付けたくなるのだろう・・・。
「名前がついてるから」と、特別視してしまうようでは、名の無い自然の美を見落とすことになる。
もしも縄文杉に名前がなかったとしたら。
ウィルソン株に名前がなかったとしたら。
きっと、見世物に並ぶ行列のようなものは、なくなりはしないまでも、ここまで多くはならなかったのではないだろうか。。。
白谷雲水峡はコケの観察にはもってこいの場所なのだそうです。
日本にあるコケは約1600種類らしいですが屋久島ではそのうち600種があるらしいです。
これはコマチゴケ?
白谷雲水峡は、太鼓岩まで行ったなら、復路につく前に、楠川別れ方面へ行くことをオススメします。
5分程行けば、ものすごく大きな岩屋があるのです。目立つので行けばわかります!
なんでも、もののけ姫の「モロの住処」のモデルになったとか、なってないとか。
登山後は、横河渓谷に行って、宿へ。
この日は、ゲストハウスにて情報収集して、マイナーなスポットを回るつもりでしたが、聞くどころか聞かれるばかりでノープランのまま明日を迎えることに、、、
翌日。朝、何の気なしに眺めたゲストブック、偶然目に留まった文章の中に聞いたことの無い場所が書いてあった。
オーナーに聞いたら「どこでその場所のこと知ったの?」と警戒される、、
調べても詳しい場所が分からなかったので、頼んで連れていってもらいました。
圧巻の景色のその場所。ここまで書いておいてなんですが『教えないでね!』と念を押されてしまいましたので、御免下さい。
この日、雨が結構降っていたのもあり、その後、屋久杉のお箸作りのワークショップに参加。
木目の曲線を活かしたお箸作りです。
鑿で形成後、写真右の「うずくり」という道具で杢目を出し、仕上げます。
約一時間で完成!
旅の思い出づくりにいかが?
屋久島は他にも、川遊び、ダイビング、釣り、夜の澄みきった空など、見どころはたくさんあります。
旅行を考えている方は、縄文杉に固執せず、もっといろんなところに目を向けてみてはどうでしょう?
最終日、某所でハンダマの花に群がる無数のサツマニシキにたまたま遭遇。
こんな瞬間が、一番心に残ったりして。
それではもう疲れたので、このへんで!
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