コレ、一体何なのでしょう??
これは私が懇意にしていただいている先生の所有物で、先生にも「何かよく分からない」とのこと。
先生は、これを知人からもらったようですが「いつの時代のモノなのか?」「何に使うモノなのか?」全く分からないようです。
このヒトカタ、紫檀の小箱内の緞子の据え床に収まっています。
以下、謎のヒトカタの詳細を書きます。
・全長約5センチ
・素材はおそらく銅製
・頭上にワッカあり。おそらく紐を通すためのものだと思われる。
・髪型は唐子のよう。
・「よだれ掛け」のようなものをしている。男性器も見えている。(→男の子だと思われる)
・おでこに「歪みのある丸い模様」がある。(白毫か?→しかし、童子にはつけないとwikipediaにある→唐子の髪だろうか?)
・左手に「ヤツデの葉」のようなものを持ち、右手には「団扇」のようなものを持っている。(魔除けの意味か?)
・「反りのある靴」を穿いている。
以上が、見た目に分かる情報です。
以下、補足画像を載せます。
箱に収まる謎のヒトカタ。
頭上のワッカ、額の模様、が確認できる。
ワッカの左(人形の右耳の上)に穴が見られるが、これは反対側に小さい突起があることから、おそらく元は同じように突起があって、それが欠けたのではないかと思われる。
→唐子の髪型と考えるのが妥当か?
謎のヒトカタの後ろ姿。
オモテ面に比べ、ツヤがある。擦れによるものか?
→頭上のワッカも合わせて考えると・・・ネックレスか? 根付か?
・肛門部にも穴があけられている。
画像ではわかりにくいが、右手に持つ団扇のようなものと胴体の間に、ところどころ隙間がある。
同じように、ヤツデの葉のようなものと胴体にも、ところどころ隙間がある。
両脚の間に隙間、足首と靴の間にも隙間がある。
軽量化の努力がみえる。
中は空洞。振ってみると「カラカラ」と音がしたが、中に何か仕込んであるというより、本体の破片(髪の突起部)のような小さいものの感じがあった。
私は「唐子の根付」ではないかと考えていますが、何か手がかりになりそうな情報などありましたら、是非ともコメントまたは「CONTACT」より教えていただければと思います。
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