ナミキファルコン(詳しくは「続きを読む」をクリック)

以前の記事に『Gペン(付けペン)に代わる?筆記具』(http://room21.jimdo.com/2012/12/22/gペン-付けペン-に代わる-筆記具/)

と題しまして、いくつかペンを紹介しましたが、今回は万年筆について少し書いてみようかと思います。

 

 

 

まず、はじめに「万年筆」といえば、どういったイメージを思い浮かべるでしょうか?

 

「一昔前の筆記具」

 

「高級文具」

 

「ペン先が金属の尖ったやつで、、、なんというか書きにくい。。。」

 

と、いったところでしょうか?

 

 

私も例外ではありませんでした。。

 

ところが、ある動画を見て

『これは他の筆記具にはない、凄まじいポテンシャルを持っているのではないか!?』と思わされたわけであります。

 

私は絵を描いてますので、同時に「これはマンガ、イラストにも使えそうだな」と考え、さっそく、その動画に使用された万年筆と同じものを購入したわけであります。

 

なにわともあれ、以下の動画をご覧くださいませ。

 

 

この万年筆は、パイロット社の「ナミキファルコン」という万年筆です。

 

このナミキファルコンは海外での名前で、日本では「エラボー」という名前で販売されています。

 

この方は、ペン先を独自で”改良”されているようですが、精密機械を思わせるペンさばき! 惚れ惚れします。。

 

きっと、マンガやイラストを描いている人であれば『万年筆という手もあるかも!』と思うのではなかろうか!?

 

 

さて、この動画ですが、口コミ?で話題となり、再生数がすごいことになっていまして、本来、比較的穏やかな万年筆市場において、このペンだけが売り切れ続出となっているそうです。

 

私も、百貨店にて試し書きをしようと向かったわけですが、既に完売らしく、担当の方も「こんなことは珍しい」とのことでした。。

 

 

 

話を若干戻しますと、、、

 

日本国内向けの「エラボー」と海外向けの「ナミキファルコン」は、デザインが違います。

 

「エラボー」は、名前もデザインも、私好みではありませんでした。。。

 

日本のamazonでも、並行輸入品という形で「ナミキファルコン」を取り扱っているようです。

 

私はアメリカのamazonで「ナミキファルコン」を注文しました。

円高の甲斐あって、うる覚えですが15,000円程度で購入できました。

 

 

 

ささ、前置きが長くなってしまいましたが、ここからが本題です!

 

動画では、ほそーい線からふとーい線まで表現できているが、そのペン先は”独自に改良されている”。

 

その上、

「普通はこんな風には使うべきではない。もし線のヴァリエーションが欲しいなら、付けペンを使え」というような表記もある。。

 

 

 

・・・。

 

 

それじゃマンガ・イラスト描きの方は「Gペンでえぇやないか!」と思われるかもしれませんが、少々お待ちくださいませ。

 

 

Gペンには、万年筆と違い、ペンポイントと呼ばれるものが付いていません。

 

このペンポイントとはペン先についている丸い物体のことです。

 

(簡単に言えば)この丸い物体のおかげで、万年筆は書きやすいわけです。

 

Gペンはというと、それが無いので買った当初は書きにくく、また、自分の筆記角度にしていくのも大変です。

 

 

 

 

以上を踏まえ、

 

『結局、どノーマルのナミキファルコンの使用感はどうなのよ?』

 

ということで、今回は書いていこうと思います。

 

 

ひとまず、写真をご覧くださいませ。

 

動画と同じタイプのナミキファルコンです。

 

ちなみに、エラボーの外観はというと、以下のページにアクセスしてみて下さい。

 

http://www.pilot.co.jp/products/pen/fountain/elabo/index.html

 

 

独特のペン先です。

 

この形状が、鷹に似ていることから「ファルコン」と名付けられたのでしょう。

 

字幅はSF(ソフトファイン):柔らかめの細字

 

他にSEF(極細 これについては、エラボーのみ?)、SM(中字)、SB(太字)と計4種類。

 

 

で、肝心の筆記サンプルが以下になります。

左上の四本の縦線は、左から筆圧を弱~強にして描いています。 
  
ぐちゃぐちゃの線は、筆記速度による線の「かすれ」の有無です。

 

 

 

かれこれ、購入して2カ月ほどですが、使用感は非常に素晴らしいです!

 

確かに細い線から、太い線まで書くことが出来ます。

 

余談ですが、先にも言いましたが、百貨店にて万年筆コーナーへ行った際に、担当の方から同じパイロット社の「カスタム743」(ペン先のサイズ:FA(フォルカン)(中細))という万年筆を勧められ、試し書きをさせてもらいましたが、こちらの方が強弱という面では上のように感じました。

 

しかし、フォルカンはあまりにも柔らかいので、筆圧のコントロールが難しいかもしれません。

 

その点、ナミキファルコンは、絶妙なペン先の硬さで、コントロールが容易で欲しいときに太く、欲しいときに細く書ける! といった具合です。

 

 

 

先の動画にて、

「普通はこんな風には使わない」というように言われてましたが、私はそんなことお構いなしに、線の強弱をつけて楽しんでいますが、今のところ大丈夫ですので、気に入った方が居られましたら、参考になればと思います。

(だからといって、ペン先が折れて文句を言われましても、私は知りません笑)

 

 

 

 

最後に、、、

 

 

万年筆は、確かに一昔前の筆記具かもしれません。

 

値段も高いです。

 

使われたことの無い方は、少々の慣れも必要です。

 

 

しかし、あえて高い筆記具を使うことで、愛着を持って使用することが出来ますし、モチベーションも上がります。

 

「ずっと描いていたい」と、悦に浸れる不思議な書き心地が万年筆にはあります。

 

 

と、いうわけでございまして今回はこれにて終了です。。

 

 

 

下記にamazonのリンクを貼っておきます。

 

一応、エラボー、FA(フォルカン)(中細)のリンクも張っておきます。

 

 

 

以下、ナミキファルコン

 

SF(細字)

以下、SM(中字)

以下、SB(太字)

 

以下、エラボー(樹脂軸)←こちらの方が安い。(ペン先は同じ) カラーはブラックとレッドのみ。

 

SEF(極細)

以下、SF(細字)

以下、MF(中字)

以下、SB(太字)

 

以下、エラボー(軸とキャップ部:黄銅・塗装) カラーは、ブラック、レッド、ライトブルー、ブラウンの4色。

 

以下、SEF(極細)

以下、SF(細字)

以下、SM(中字)

以下、SB(太字)

以下、FA(フォルカン)

 

・カスタム742、カスタム743、カスタム ヘリテイジ912の3タイプがあります。

違いとしては742と743は、大きさが違うこと。743の方が、ペンの太さや長さ、またペン先自体も大きくなります(字幅はかわらない)

 

ヘリテイジ912は、742のデザイン違いのようです。

(カスタム742は黒軸に金の金具、ヘリテイジ912は黒軸に銀の金具)

 

 

以下、カスタム742のFA

以下、カスタム743のFA

以下、カスタム ヘリテイジ912のFA

 

 

 

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