about moebius(詳しくは「続きを読む」をクリック)

どうもこんにちは。

 

たまに文章を書きたい衝動に駆られることがあるのですが、どうにもこうにも書くネタがないので、私の好きな絵描きさんを紹介したいと思います笑

 

というわけで、今回はフランスのB.D.作家、メビウス(ジャン・ジロー)さんについて書こうと思います。

 

 

「B.D.とは何ぞや?」

 

、思われる方のために説明しますと、これはバンド・デシネ(bande dessinée)の略称のことで、要するに日本でいう「漫画」のことです。

 

アメリカでいう「コミック」、韓国でいう「マンファ」ですね。

 

日本ではメビウスの名で知られていますが、これはペンネームで、本名はジャン・ジローと言い、作品によって名前を使い分けられているようです。

 

近年、ヨーロッパ作家の和訳版漫画誌『ユーロマンガ』などが日本でも刊行されるようになり、少しずつB.D.の風が日本に届くようになってきまして、メビウスさんの認知度も高まってきているのかなと、個人的には思っています。

 

 

まぁ、これ以上のことはwikipedia(http://ja.wikipedia.org/wiki/%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%B3%E3%83%BB%E3%82%B8%E3%83%AD%E3%83%BC)を参照してください。

 

メビウスさんがどんな絵を描くのか、知らない人のためにgoogleの画像検索したアドレスを張っておきます。

(絵を掲載しつつ、語りたかったのですが、問題がありそうなので画像検索でご勘弁ください汗)

(https://www.google.com/search?hl=ja&tok=kU6j-obnLRAOOUPTfkPbww&cp=6&gs_id=65&xhr=t&q=moebius&bav=on.2,or.r_gc.r_pw.r_qf.&biw=1190&bih=693&wrapid=tljp1348129910479021&um=1&ie=UTF-8&tbm=isch&source=og&sa=N&tab=wi&ei=edRaUMOxJO7smAWHgIGYDQ)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

どう思われましたでしょうか?

 

電撃は走りましたか笑?

 

 

 

 

絵を見て衝撃を受けるほどの感動を覚えたことのある人が、どれだけいるのか私にはわかりませんが、この種の感動は分かる人にしかわからないものなのかもしれません。

 

これは見慣れないスポーツを見るときと同じようなもので「スゴイのは分かるけど、その内訳はよく分からない」というのによく似ているかと思います。

 

 

 

しかし「絵を描く」という行為はおそらく、誰しもが経験しているので「この種の感動は分かるはずだ!」と思って、他人にメビウスさんの画集を見せたりもするのですが『おぉ、すごいねぇ!』という言葉の裏に『何も、そんなに興奮するほどでも……』という表情を見てとると「あぁ。一般の人ってそんなに絵に興味はないものなのか」と実感することもしばしばです。

 

まぁ、ミュージシャンズ・ミュージシャン的な存在なのかもしれません。

 

 

 

読者は漫画の何に感動するのか?

 

漫画における絵の役割とは?

 

なんていう方向に話が飛び火してしまいそうですが、それは置いておきます汗

 

 

 

さて、そんなピンとこない人のために、その感動の度合を広げてもらうべく、私なりにメビウスさんを語っていこうと思います。

 

 

私自身、絵を勉強し始めてまだ日は浅いのですが、絵を描いているといつしか「自分のスタイルとは何ぞや?」という課題にぶち当たります。

 

これまで、多くの絵描きさんが世に出てきて、実に多くの画風がありますが、それでも「まだ何かあるはず!」と信じて自分流のスタイルを探っていくものです。

 

私も例外ではありませんでした。

 

「まだ見ぬイメージの境地へ!」という張り切った思いで紙に向かうのですが、まず第一に残念なほどにスキルが足りなかったり、、汗

 

まぁそれは置いといて、漠然とではありますがイメージはありました。

 

その時のイメージを、無理やり言葉で表現すると

・どこか心地よい浮遊感

・乾いた?アイロニー

 

というような、非常に抽象的なものでした。

 

スキルが無いうえに、いっちょまえなイメージを持ってたって当然うまく描けるはずもなく、何度も描いては「全然違う、、、ってかそれ以前に、オレ何も描けねぇ。。。」と嘆く日々でした。

 

 

そんな時に、メビウスさんの絵に出会ったのでした。

 

残念なことに、どういう経緯でメビウスさんの絵を見つけたのかは忘れてしまいましたが、

絵を見た瞬間に「まさに、私が描きたかったのはコレだ!」という衝撃を受けたのを覚えています。

 

私の想像の遥か、遥か上をいくイメージの境地がそこにはありました。

 

 

是非ともメビウスさんの”線”に注目してください!

 

何も制約がなく、自由で、躊躇なく、ひょうひょうと描いているかのようです。

 

そんな線から生まれる地面はどこまでも遠大で、空に漂う雲はプカプカと愉しげで、鳥は気持ちよく優雅に飛んでいます。

 

とにかく、画面に登場するすべての線が自由で、紙に向かってアレコレと悩んでいる我々に対して「ほら、簡単だろ!?」と嘲笑しているかのようにも思えます。

 

 

どこか心地よい浮遊感の裏に、アイロニーが隠れていそうな画面は、まさに私が漠然と思い描いたイメージと同じものでした。

 

 

 

 

とても残念なことに、メビウスさんは今年の3月10日に亡くなられてしまいました。

 

先に紹介しました「ユーロマンガ」の他にも、メビウスさんの作品がいくつか刊行されています。

 

中でも、「B砂漠の40日間」という作品があるのですが、これは全ページ下書き・修正なしの神業を堪能できる作品です。

 

値段は五千円近くしますが、損はしないと思います。

 

amazonのリンクを張っておきます。中身も少し閲覧できるようです。

(http://www.amazon.co.jp/B%E7%A0%82%E6%BC%A0%E3%81%AE40%E6%97%A5%E9%96%93-%E3%83%A1%E3%83%93%E3%82%A6%E3%82%B9/dp/4870319217/ref=sr_1_10?ie=UTF8&qid=1348130748&sr=8-10#_)

 

 

是非とも、多くの方々にメビウスさんの絵に触れてもらえればと思います。

 

 

 

 

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