今日は、近くの低山に登ってきました。
その低山は、私の家から近いのもあってたまに運動とリフレッシュを兼ねて登っているんです。
平日の昼間だったので、登山客はほとんどいませんでした。
道中、ずっと蚊やカナブンなどの昆虫が寄ってきてその羽音に鬱陶しく感じたりもしましたが、やはり自然の空気は澄んでいて気持ちが良いです。
途中、黄色い葉っぱが一枚浮いていて「アレ?」と思って近寄って見てみると、葉の裏にはすごく綺麗な虫がいました。
分かりますかね?
葉っぱにつかまったこの虫は、調べたところサツマニシキというらしいです。
この葉っぱは蜘蛛の糸に引っかかっていて、遠くから浮いて見えていたわけです。
私は、このサツマニシキはてっきり蝶々だと思っていましたが、これはどうやら蛾のようです。
蝶々と蛾の違いは曖昧らしく、ざっと調べたところ(間違っていたらすいません)蝶々は大体が、細い胴体に派手な羽、昼間に飛びます。
対して蛾は、太い胴体に地味な羽、夜に飛びます。
他にも止まった時の姿勢において、蝶々は羽を閉じますが、蛾は閉じない、等ありました。
さて、このサツマニシキですが姿勢は蛾のようではありますけど、蛾の特徴とことごとく違っているではありませんか!!!
蛾の中では最も美しいとされる部類に入るのだそうです。
シチュエーションも相まって、嬉しい出会いでした。
さてさて。
その後、先を進んでいると下の方から突然、微かに奇妙な声が聞こえてきた。
「むーーーー、む~~~~んむーーーーーーーー」
活字で表現するのは困難だが「む」とも「ん」ともない声が、お経のような調子で聞こえてきたのだ。
辺りに人の気配もなく、私一人であったので恐ろしかったが、しばらくすると声が止んだので一安心して再び進み始めた。
すると、また聞こえてきたのだ。
「むーーーー、む~~~~んむーーーーーーーー」
しかも、今度はそれがどんどん近づいてきているのが分かった。
人の声であるのは分かったが、周りに誰もいない状況で奇妙な声だけが迫ってくるというのは恐ろしかった。
どんどん声は大きくなって近づいてくる。
声から推測したところ、まだ距離はあったので早足で先の方にあった分かれ道を、左方向(山頂へ向かう方向)へ進んだ。
ある程度登り、木陰から声の正体を探ろうと見ることにした。
すると、現れたのは五十台ぐらいの男性だった。
格好は一般の登山者風であったので私は「あぁ、一般人でよかったぁ」とほっと胸をなでおろした。
その男性は分かれ道を右方向(奥の院へ向かう方向)へぐんぐん進んで行ってしまった。
一体、なんであんな声を上げて登るのだろう。。。。。こえぇよ。。滝汗
その後、私は来た道を帰ったが、サツマニシキはの姿はもう無かった。。。
マクロレンズで撮るの忘れてた。。。。泣
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