2014年

4月

23日

朝日新聞「旅しよ!」交渉決裂とその経緯

朝日新聞(西部・共通)版にて、西日本(正確には九州と山口県)の各地を紹介する「旅しよ!」という連載のイラストを担当していましたが、この度、覚書(契約書とみなしてよいと思われる)について議論した結果、私の要望が受け入れられず、私はこの仕事を降りました。

 

 

こういうことを記事にするのは、個人的にはあまり好ましくないのですが、一人のイラストレーターとして、声をあげないわけにもいきません。

 

無名のイラストレーターではありますが、以下私の体験した問題を共有し、今後、イラストレーターとクライアントが気持ちよく仕事ができる環境作りの材料として考えてもらえればと思います。

 

 

 

以下、事の経緯を書いていきます。

(公平な立場で書きたいのですが、私の主観が入ってしまうことをご了承ください。また、先方への配慮もあり、実際のやり取り・関連ファイルの開示などは控えます)

 

 

 

 

この「旅しよ!」の連載は、イラストレーターは私を含む4人、本文は、九州・山口県の支社の記者が担当します。

 

イラストレーターはローテーションで、毎回、現地の担当記者から連絡があり、資料をもらいイラストを描きます。

 

 

今年の1月31日よりはじまったこの連載中、私は既に3回、イラストを担当しましたが、まだ覚書を交わしていませんでした。

 

 

この4月から福岡本部のデスクがかわり、挨拶も兼ねて企画の覚書についての話し合いをしました。

 

 

覚書について、デスクの方から説明を受けた中に、一つ、気になった点がありました。

 

以下、その一文をそのまま記します。(甲は、イラストレーターである私、乙は朝日新聞社)

 

甲は、本件イラストの趣旨を改変しない範囲において、編集の都合上、乙が本件イラストに修正・改変を施す場合があることを承諾します。

 

 

”趣旨を改変しない範囲”とは?

 

”編集の都合上”とは?

 

 

私は、これらについて「曖昧でよく分からないのですが・・・」と聞いたところ、デスクは頷くばかりで、満足のいく回答は得られませんでした。

 

 

 

私がなぜこんなことを聞いたのか、それには理由があります。

 

私は、以前、同企画で、新聞紙面上での色が全く違うものになっていたので、説明を求めたことがあります。

 

その回答として「使用ソフトやシステムの違いだろう」という回答をもらいましたが、私は納得がいきませんでした。(「改変しました」と言うはずもありませんが・・・)

 

とは言え「いや、これは絶対に改変されている!」とは断言できませんし、私の方にミスや勘違いがあるかもしれませんので、それからは何も言いませんでした。

 

この話は長くなりますのでこれ以上は書きませんが、この一件があったので、また同じことが起こらないためにも、私は慎重になっていたのです。

 

 

そこで、私は「修正・改変する時は、イラストレーター側に事前に報告してほしい」と頼みました。

 

 

 

その後、デスクは改めたという覚書をメールにて送ってきました。

 

その一文は、以下の通りです。

 

甲は、本件イラストの趣旨を改変しない範囲において、編集の都合上、乙が本件イラストの色調などに修正、改変を施す場合があることを承諾します。

 

 

「色調”など”」という、一言が追加されています。

 

この一言を加えたからといって、何が変わったのでしょうか?

 

 

 

「修正・改変の際には、事前に報告してほしい」という私の要望に対しては、その都度、イラストレーターに確認し、了承を得る必要が生じ、手続きが増えるために、見送らせてほしいとのことでした。

 

 

 

私はそれに対し、

「”編集の都合上”というものが正当な理由であれば文句はありません。しかし、事前に何の報告もなく、イラストレーターに無断で改変されることがあっては困ります」と答えました。

 

 

それに対するデスクの回答は、

「”編集の都合上”の理由を事前に報告する、というご要望にはお答えしかねます」

というものでした。

 

 

 

 

もう一度、覚書の一文を書きます。(分かりやすいように、甲と乙のところは()を付け、それぞれイラストレーター、朝日新聞社と書きました)

 

甲(イラストレーター)は、本件イラストの趣旨を改変しない範囲において、編集の都合上、乙(朝日新聞社)が本件イラストの色調などに修正、改変を施す場合があることを承諾します。

 

 

私はデスクに尋ねました。

「この一文は、イラストレーターの著作物に対して、無断で改変することもある、というようにも受け取れませんか?」

 

 
 
デスクの返事はこうでした。
「そういう指摘は、他のイラストレーターからは受けたことがありません」
 
これはもう回答になっていません。
 
反論の弁がないということは、認めたことと同じではありませんか?
 
 
 
 
私は「自分の著作物に対して、勝手に改変しないと確約してもらえないのなら、仕事をうけるわけにはいきません」とただ当たり前のことを言いました。
 
すると、デスクの返事は「すいませんが、文言をかえることは出来ません」とのことだったため、私はこの仕事を降りることとなりました。
 
 
 
 
 
私は、自分の質問に「そうではない」と説明してもらいたかった。
 
私は、頭がよくないので、よく間違うし、勘違いも多い。そんな私にも分かるように説明をしてもらいたかった。
 
 
しかし、その説明はありませんでした。
 
 
私は何か間違ったことを言っているでしょうか?
 
私は難しい要求をしているのでしょうか?
 
 
 
この問題を多くの人に共有してもらいたいので、どうか皆さんの力で広めては頂けないでしょうか?
 
 
0 コメント

2014年

4月

22日

キャラクターへの異常依存創作物に物申す(詳しくは「続きを読む」をクリック)

続きを読む 0 コメント

2014年

4月

17日

ハートネットTV 「幸せ運ぶ画家たち」(詳しくは「続きを読む」をクリック)

続きを読む 0 コメント

2014年

4月

14日

0 コメント

2014年

4月

14日

0 コメント

2014年

4月

05日

MAXIM Top Grade HYBRID 高貴な香り パール(詳しくは「続きを読む」をクリック)

1月に書いた記事(『ネスカフェゴールドブレンドが不味くなってしまった。』)が人気があるようで、たくさんのアクセスを頂いております。

 

 

 

 

ゴールドブレンドがリニューアル後、見事に不味くなってしまい、別の製品を探っているのですが、すぐに空になるものでもないので、まだ数本しか試せていません。

 

 

ですが、ラッキーなことに見つけましたよ!

続きを読む 10 コメント

 

 

 

当ページはリンクフリーです。

以下、当HPバーナーです。

コミックルーム[WEB漫画検索サイト]